2020年 転職入社
宇津宮 菜摘
児童発達支援管理責任者
放課後等デイサービス「なないろキッズ」の重症心身障害児のクラスを受け持っています。 にじの色に入る前は、知的障害や発達障害のあるお子さんが多く在籍していた放課後等デイサービスで5年ほど働いていました。
前職では大学在学中にアルバイトから始めたということもあり、子どもたちと全力で一緒に遊んでいることが多かったです。
子どもたちと同じ目線に立ち、楽しいことや難しいことに一緒に取り組んで得た経験は、私の支援の根幹となっています。

にじの色と出会ったきっかけを教えてください。

もともと就労支援に関心があり、利用者さん の工賃アップのために出来ることを考えたく、一般企業に就職して学ぼうと転職をしました。
しかし転職時期がちょうど新型コロナウイルスが流行り始めたときで内定取り消しとなってしまい、また未経験入社の求人がほとんどなくなったことから就労支援施設での求人を探し始めたことが、にじの色に出会ったきっかけです。
法人自体は前職のころから知っており、社屋が新しくなったことや、通所支援だけでなくグループホームといった生活支援の場があることに魅力を感じ応募しました。
仕事について教えてください。
放課後等デイサービスは小学校1年生から高校3年生までの障害のあるお子さんが通う事業です。
私は重症心身障害のお子さんの支援を行っています。 重症心身障害とは重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態をいいます。 様々な職種の職員と話し合いを重ね、考えた支援を個別支援計画書に起こし支援を行います。
他には保護者との面談や日々の送迎と記録、関係機関との連携 なども行っています。子どもたちの支援を考える上で 保護者の方とのコミュニケーションも大事にしています。 また 、 クラスの担任として 職員が集中して仕事に取り組めるような環境を作ったり、支援を話し合える時間を取ったりしています。
仕事のやりがいや面白さはどんなところですか?
放課後という短い時間の中で一人ひとりに関われる時間は少ないですが、その中で子どもたちが自分の意思表示をしたとき、リラックスしている様子を見たときは嬉しくなります。
支援に正解はなく、個に合わせた支援は難しいですが、「できた!」と嬉しそうな顔を見るとやりがいを感じますね。もちろん、一人ひとり性格がバラバラで一筋縄ではいかないので、うまくいかないこともたくさんあります。だからこそ「あの子はコレに取り組んだらどうだろう、難しいかな?好きかな?スモールステップはどう設定しようかな」などと試行錯誤するのは面白いです。
子どもたちと関われば関わるほど、どの活動が楽しいのか、嫌なのか表情や仕草でわかってくるところにも面白さを感じています。
にじの色の魅力や自慢を教えてください。

たくさんあります!
まずは研修受講への理解があるところです!
重症心身障害については学生時代に少し触れただけでわからないことだらけだったので、様々な研修を受けさせてもらっています。
次に、 基本的に職員が「やりたい!」と思ったことはやらせてもらえる、任せてもらえるところがいいなと思います。
また希望休が取りやすくて、充実したプライベートを過ごすことができるところが嬉しいです!大好きな旅行やキャンプに行ってリフレッシュすることでまた仕事を頑張れます。
そして自慢できるところは、法人内にカフェがあるので休憩時間にはカフェで昼食を取ることができるところ!
出来立てのランチや美味しいパンと美味しいコーヒーが飲めてオススメです♪
にじの色で身につけたスキルや考え方

「何とかなる」という考え方です。
私は心配性で不安に感じることが多く、念入りに準備をしたくなるのですが、 他人を相手にしている以上、すべて計画通りにいくことはありません。計画にゆとりをもたせ、子どもたちの動きを予測すること はもちろんですが、一緒に働いている職員を信じて臨機応変に対応することができるようになりました。
また、事業所全体の職員は多いので、仕事が誰かひとりに依存しないよう、職員のスキルのベースアップを図った上で、適材適所に人員配置することを意識するようになりました。
私のオフタイム

30歳になったことをきっかけに新しいことに挑戦しようと、ソロキャンプを始めました!
1人で行くとなると、テントの設営から撤収まで、全部自分で行わないといけない大変さがあります。
それでも大自然のなかに身を置くとリフレッシュできるので、ついつい行ってしまいます♪
今は車で行っていますが、いつか荷物を軽量化して徒歩キャンプをしてみたいです!
最後に、にじの色で叶えたい夢や目標を教えてください。

外部向けにイベントなどを企画して、地域の方や近隣の事業所と交流する機会を増やしたいです。
子どもたちを連れてお散歩に行くと 、地域の方に出会い、話しかけていただくことがあります。草花を見ていると「こっちのほうがたくさん見えるよ 」など教えていただくこともあります。
そんな時、些細なことですが地域の方々にも支えられているのだなと実感します。そんな、地域の方々ともっと交流出来たらいいなと思っています。
また、その活動を通して子どもたちが地域の一員として役割を担っていけるような事業所にしていきたいです。